Strategy&(ストラテジー・アンド)の中途採用面接【体験記】

strategy&

戦略系コンサルティングファームのStrategy&。

非常に入社難易度の高い会社の一社として知られています。

そんなStrategy&では、他のコンサルティングファームと同様に、積極的に中途採用を行っています。

しかし、コンサルティングファームの選考内容については、詳しい情報を得るのが難しいというのが実情です。

当記事ではコンサルタントを目指す方の助けに少しでもなれればと思い、実際にStrategy&の中途採用選考を受けた筆者の実体験を紹介します。

コンサルタントになりたい方、Strategy&を受ける方は是非参考にしてみてください!

ちなみに、他コンサルティングファームの選考体験はこちらをどうぞ!

 

Strategy&の中途採用選考について

カフェで話す人たちとパソコンとコーヒー

Strategy&の紹介とStrategy&の中途選考の体験記です。

Strategy&について

Strategy&は世界四大会計事務所(BIG4)の一社であるPwCのコンサルティング部門(PwCコンサルティング合同会社)の戦略部隊です。

PwCコンサルティング自体は、クライアントの戦略策定から実行支援までを支援するいわゆる総合系コンサルティングファームで、Strategy&はこの戦略部分を主に請け負っています。

それだけ聞くとStrategy&は総合コンサルティングファームの一部門という印象ですが、実は戦略コンサルティングファームの一社として数えられることが多いです。

その理由として、Strategy&はもともとはBooz and Companyという戦略コンサルティングファームで、PwCがBoozを買収したことにより、今の体制になったという過去があります。

それに加え、”Strategy&”というPwCとは別ブランドで活動していることもあり、戦略コンサルティングファームの一社とされる理由にあるでしょう。

Strategy&の中途採用選考の体験記

スーツのボタンを結ぶ男性

ここからは、私の選考体験になります。

以下が私の場合のStrategy&の中途採用の選考フローです。

書類選考

  ↓

Webテスト

  ↓

一次面接

  ↓

二次面接

  ↓

選考終了(通常なら、あと2,3回程度面接)

ご覧の通り、2次面接でお祈りとなってしまいましたので、2次面接までの体験記となります。

以下で、各選考フローにおける詳細内容を見ていきます。

Webテスト

書類選考に通過すると、Webテストの案内が来ます。

内容:テストセンター(ヒューマネージ社TG-WEB)

合否連絡:受験後1週間程度で一次面接の案内 

TG-WEBの言語、非言語、英語テストをテストセンター会場で受験しました。

言語や英語は他のWebテストと似た一般的な内容ですが、非言語は電卓は使用できず、四則演算や表の読み取りに暗算で取り組む問題で、完全に慣れとスピードが勝負です。

問題自体は簡単で練習すれば問題ありませんので、こちらの参考書でしっかりと練習してください。

一次面接

一次面接の概要は以下の通りです。

場所:丸の内パークビル(PwCオフィス)

面接官:マネージャー(総合ファーム出身)

内容:一般面接10分、ケース40分、逆質問10分

合否連絡:即日、二次面接の案内 

面接の流れは以下の通りです。

ちなみに面接開始直後の挨拶の段階で、ケース面接がメインになる旨を聞かされました。

一般面接(10分)

まずは一般的な1分程度の自己紹介と志望動機についての質問からスタート。

志望動機や自己紹介へ特にツッコミはなく、いくつか簡単な質問をされて、あっという間に終了。

 

ケース面接(40分)

一般面接があっという間に終わると、それではケースをやりましょう、とケース面接に。

Strategy&のケースはA4の紙の上に問題が簡単に書いてあり、与えられた時間で空白部分に計算や考え方を書いて、そのあと説明するタイプです。

一次面接の問題は以下のようなテーマでした。

  1. 国内のオートバイの市場規模
  2. オートバイの売上げをどう伸ばすか?(あるオートバイメーカーに提案する)

市場規模のフェルミ推定と売上向上策という非常に典型的なケースです。

問1については10分程度で計算し、問2については問1の結果をもとに面接官とディスカッションするという内容でした。

問1については非常に基本的な内容ですので、ケース面接の練習をしていれば、難なくこたえられるでしょう。

問2については問1で市場規模の推定に際して、年齢や性別で切り分けて考察をしていましたので、そこからターゲット選定、打ち手の導出、優先順位付けという典型的なケース面接の流れを進めていく形です。

面接官(マネージャー)と会話しながら進めていく形でしたので、まさにコンサルティングファームでの仕事の進め方を体験できるものでした。

またケース問題を考える際には、その商品やサービスの本質的な価値について考えた上で施策を考えられると面接官の受けはいいです。

このケースにおいては、「オートバイをターゲットにどのようにプロモーションするにのか?」といった問いに対して、「オートバイの価値は乗り物としてだけでなく、ツーリングという体験やその体験による仲間とのつながりにあり・・・」いったストーリーで話を進めたら、面接官は非常に納得してくれました。

こういった思考方法は、事業会社で普通に仕事をしていたら、なかなか身につかないので、ケース面接に向けたトレーニングは必要になってくるでしょう。

 

逆質問(10分)

ケース面接でいい印象を残すことができたからか、非常に和やかな雰囲気で質問に答えて頂き、部屋の時間が来たところで終了となりました。

二次面接

一次面接に通ったので、次は二次面接です。

二次面接の概要は以下の通りです。

場所:丸の内パークビル(PwCオフィス)

面接官:マネージャー(総合ファーム出身)

内容:一般面接10分、ケース40分、逆質問10分

合否連絡:約1週間後にお祈り

面接の流れは以下の通りです。

一次面接と同様に、ケース中心の面接になる旨を面接前に面接官から説明を受けます。

 

一般面接(15分)

一次面接と同様、一般的な1分程度の自己紹介からスタートし、志望動機や現職での業績といった一般的な質問を軽く深堀され、特に厳しいツッコミもなく終了。

 

ケース面接(40分)

一般面接が終わるとすぐにケースに移行します。

一次面接同様、お題を渡されてケースを考えるタイプで、お題は以下のような問題でした。

  1. 完全自動運転車をタクシー会社に販売する場合の適切な価格は?
  2. 自動運転タクシー市場の今後は、どこが覇権を握ると考えるか?

問1はフェルミ推定、問2は市場環境についてのディスカッションということで、少し変わった問題ではありますが、典型的なケース問題と言えます。

問1については、完全自動運転になることで、「タクシー会社がどれくらいの経費を削減できるのか?」という視点から金銭的なメリットを算出し、それを自動車の価格に上乗せするという形で考えました。

考え方自体は問題ないようでしたが、計算の過程で一か所ありえない計算ミスをしてしまい、算出した数字が気持ち悪い数字となり、自分自身も間違いに気づけなかったため、面接官には厳しく、その部分をつかれてしまいました。

問2のディスカッションで取り戻したかったのですが、焦りもあってか、あえなくここで落選となってしまいました。

問2では主に、自動運転タクシー市場の覇権をどこが握るのか?というディスカッションをしました。

プレーヤーをある程度列挙したうえで、この市場のKSFを仮説としておいて、そこを評価軸に順位付けをし、自分の意見を述べるという形が説明のストーリーとなるのかなと思います。

今考えても、自分の主張していた話は間違っていなかったと思いますが、話が冗長になってしまっており、そのストーリーやロジックのつけ方に問題があったのかなと反省しています。

実際にコンサルティングファームで働き始めてわかりましたが、コンサルタントらしい話の進め方、仮説の鋭さいったものはあり、面接ではその部分が評価されているため、練習を重ねて自分のものにする必要はあるでしょう。

 

逆質問(10分)

逆質問については、しっかりと時間をとって答えて頂きました。

しかしケースのできがよくなかったためか、若干早く終わらせたそうな雰囲気が見られました笑

三次面接以降

前述の通り、私は2次面接で不合格となってしまいました。

エージェントの情報だと、この後も複数回の面接が続くようです。

1,2次はマネージャークラスとの面接でしたので、その上の役職者であるディレクター、パートナークラスとそれぞれ1,2回ずつ面接があるのでしょう。

3次面接以降もケース面接が続くようです。

Strategy&の選考を通じての所感と選考対策

電球と記号

ここからは、選考を通して感じた所感と選考対策についてです。

Strategy&の選考で感じた所感

Strategy&の選考での面接官との会話の中で印象に残っているのは、世間における知名度の低さについての話です。

Strategy&は、マッキンゼーやBCGなどと比べるとクライアントからの知名度が低いため、プロジェクトの提案段階でかなり苦労しているようです。

そのため顧客の信頼を得るために、提案書作成にもマンパワーを割いて、レベルの高いものを作成しているようです。

パートナー以外は提案に、あまり関与しないというファームもある中で、Strategy&では多彩な経験ができるとも言えますが、有名ファームに魅力的な案件は取られてしまい、Strategy&では関われる案件が少ない可能性もあります。

入社にあたっては、実際の社員の方の話なども聞いて、自分の想定するような働き方ができるのかは、しっかりと確認した方がいいでしょう。

Strategy&の選考対策

主にケース面接についてですが、Strategy&のケース問題は面接官が思い付きで出すものではなく、紙に書いたお題を考える形式ですので、ある程度パターンが決まっているようです。

そのため過去問を手に入れることができれば、ある程度は対策を練ることができます。

過去問を手に入れるのには、一番いい手段は転職エージェントのサービスを利用して情報を得ることでしょう。

特にコンサルティングファーム専門のエージェントには情報が集まっていると考えられますので、是非活用して対策をしてください。

Strategy&の出題内容については、こちらのサイトでもご紹介されていすので、是非参考にしてください。

senkonochita.hatenablog.com

コンサル面接では必ずケース問題が出題されます

面接で話す人たち

コンサルティングファームの選考ではケース面接が、必ずと言っていいほどあります。

そしてコンサル受験者にとっては、一番の難敵であると言っていいでしょう。

ケース面接を上達させるためには、まずは問に対する考え方や解答作成の型を身につける必要があります。

その解答の型を身に付ける上で鉄板ではありますが、「東大生が書いた~シリーズ」が最も適しており、おすすめです。

総合ファームのケースでは、こちらの本で十分な対策ができます。

戦略ファームを受験する場合は面接体験でも述べた通り、議論対象の本当の価値や強みを深く分析して、打ち手を導く力を見せる必要があるため、ケースの練習を重ねたり、普段から目に見えるもので頭を働かせて、力を伸ばす努力がさらに必要になってきます。

コンサルティングファームに入ると人生変わります

手を広げる女性と風船

私は事業会社からコンサルティングファームに転職して働いていますが、コンサルティングファームでは、魅力的な人や仕事が多く、今後のキャリアパスを考えても、大きく人生が変わります。

コンサルティングファームの選考はレベルは高いとは言われていますが、近年は積極的に採用を行なっており、決して特別な人でないと受からないというレベルではなくなっています。

選考を受けるだけならばタダですので、選考に通過してから悩めば十分でしょう。

興味があるならば、すぐにエージェントに登録して、一歩を踏み出しましょう!

他コンサルティングファームの面接体験記はこちらをどうぞ!!