株式投資によって資産形成するにあたり、効率的に資産を増加させられる投資対象の一つとして米国株式は非常におすすめです。
日本にいながら米国株投資ができる証券会社はいくつかありますが、SBI証券もその一つです。
株式投資をするにあたり手数料は証券会社の取り分、つまり投資家にとっては無駄なお金ですので、できるだけ安く抑えたい項目です。
SBI証券での米国株取引手数料の特徴は以下のような点にあります。
- 株の売買は円貨決済が可能
- 対象ETFの売買手数料は無料
- 為替手数料を0.5銭まで抑えることが可能
当記事では、米国株式購入においてかかる手数料全般の仕組みと楽天証券で米国株式を売買する場合の手数料とその特徴について詳しく説明します。
SBI証券での米国株取引にかかる手数料について
さっそく米国株投資においてかかる一般的な手数料と楽天証券の手数料についてみていきます。
米国株投資における一般的な手数料
日本に住んでいる方が株を購入する場合、以下の2つの手数料がかかります。
- 円↔ドルの変換における為替手数料
- 株式の売買手数料
基本的に、この2種類以外の手数料はかかりませんので、安心してください。
それぞれ簡単に見てみます。
円↔ドルの変換における為替手数料
米国株式はアメリカの株ですので、アメリカの通貨であるドルで購入する必要があります。
そしてドルを入手するためには、円をドルに交換する手続きが必要になり、その際に手数料がかかります。
逆に株を売る際にも、ドルを円に変換する必要があり、この時に手数料がかかります。
実例で簡単に見てみます。
1万円をドルに変換しようとする時、
手数料がかからない場合、1万(円)÷100(円/ドル)=100(ドル)
手数料がかかる場合、1万(円)÷{100(円/ドル)+10(円/ドル)}=90.9(ドル)
こんな感じで、変換した場合に手数料分入手できるドルの金額が下がります。
株式の売買手数料
こちらは名前の通り、株式を売買した際にかかる手数料です。
一般的には、実際に売買した価格(約定代金)の~%といった形になっています。
実例で簡単に見てみます。
株価が100円の株式を100株購入する場合株を買うのに必要な金額は、
100(円/株)×100(株)=10,000(円)です。
手数料が約定金額の1%ですので手数料は、10,000(円)×1%=100(円)です。
結果的に、株式を購入するのに10,000(円)+100(円)=10,100(円)が必要になります。
こんな感じで、株式を購入した場合に手数料分だけ余計にお金がかかります。
SBI証券での米国株取引にかかる手数料について
楽天証券で米国株を取引きする際の手数料について、 上記で説明した以下の2つの手数料をそれぞれ見てみます。
- 円↔ドルの変換における為替手数料
- 株式の売買手数料
SBI証券での円↔ドルの変換における為替手数料
SBI証券での為替手数料は以下のようになっています。
- 買付時(円→ドル変換):25銭
- 売却時(ドル→円変換):25銭
SBI証券での取引における為替手数料は一般的と言えるでしょう。
しかし実はSBI証券では為替手数料を下げるための特殊な方法がありますので、次項で説明いたします。
SBI証券で為替手数料を抑える方法
SBI証券では、為替手数料を抑えるための裏技が以下の通り2つあります。
- 住信SBI銀行経由でドルを買い付ける(手数料4銭)
- SBI FXα経由でドルを買い付ける(手数料0.2銭)
それぞれ簡単に見ていきます。
1.住信SBIネット銀行経由でドルを買い付ける
SBIグループのネット銀行である住信SBIネット銀行経由でドルを買い付けると、為替手数料を25銭→4銭と大きく抑えることができます。
住信SBIネット銀行の口座を開設する必要がありますが、住信SBI銀行は月数回の他行への振込手数料無料などのお得な機能がありますので、口座を持っていて損はないです。
SBI証券のマイページ内のメニューより簡単に口座開設は可能です。
また、こちらのページからも申し込み可能です。
2.SBI FXα経由でドルを買い付ける
SBIグループのFX取引用口座を利用することで、0.2銭という格安でドルを買い付けることが可能です。
しかしFX口座での取引の場合、最低取引単位が1万ドル単位になっていますので、100万円以上の資金が必要になるのがデメリットです。
投資金額がかなり大きい方はこの方法でドルを買い付けるのもありでしょう。
SBI証券のマイページ内のメニューより簡単にFX口座開設は可能です。
また、こちらのページからもFX口座開設は可能です。
SBI証券での株式の売買手数料
SBI証券での株式の売買手数料は、以下のような条件になっています。
- 約定代金の0.45%
- 最低手数料:0ドル
- 最大手数料:20ドル
- 対象ETFについては、買付手数料無料
わかりずらいと思うので詳しく説明すると、SBI証券では基本的に約定代金の0.45%が手数料としてかかります。
そして最低手数料が0ドルですので、どんなに少額の取引だとしても手数料は約定代金の0.45%の手数料になります。
しかし最大手数料が20ドルですので、取引額が大きくある一定の約定代金を超えると手数料が20ドルで固定されます。
つまり手数料の割合が約定代金の0.45%以下になりますので、取引金額が大きくなればなるほど、割安になるということです。
ちなみに手数料20ドルになるための約定代金は4,444ドルですので、50万円程度の取引額以上では、金額が上がるほど手数料がお得になります。
楽天証券のHPに記載されている以下のグラフが視覚的にわかりやすいですので、掲載しておきます。
出典元:楽天証券HP
最後にETF(上場投資信託)といって、個別銘柄を詰め合わせたパッケージの投資商品については、買付時の手数料が無料となっており、取引を行った翌月末までにドルでキャッシュバックされます。
対象商品については、SBI証券のHPをご確認ください。
VTIやVOOといった米国株投資家に大人気の商品が対象になっていますので、非常に心強いです!!
SBI証券で米国株式取引を始めよう!
まとめると、SBI証券で米国株取引においてかかる手数料は以下の通りとなっています。
為替手数料
- 証券口座の為替手数料(ドル↔円):25銭/ドル
- 住信SBIネット銀行経由:4銭/ドル
- SBI FXα口座経由:0.2銭/ドル
売買手数料
- 約定代金の0.45%
- 最低手数料:0ドル
- 最大手数料:20ドル
- 対象ETFについては、買付手数料無料
手数料の金額については、他証券会社と同程度の水準です。
しかし、為替手数料については、SBI証券の他サービスを併用することによって、大幅に下げることができますので、うまくやれば非常にお得になります。
ぜひSBI証券に口座開設をして、米国株投資を始めましょう!
SBI証券に口座開設したい方はこちらから!