奥さんの妊娠が発覚し大喜びしている旦那さん。
妊娠は嬉しいものの、以下のような悩みを抱えてませんか?
奥さんの前でどのように振舞えばいいのかわからない。
奥さんとの妊娠に対する温度差で、すれ違いが生じている。
実は私たちが受けてきた教育の中で、妊娠中に妻の体がどう変化し何に注意するべきなのか大事なことでありながら、誰も教えてくれません。
しかし、そんなあなたの悩みを一発で解決してくれる本があります。
萩田和秀氏著『ダンナのための妊娠出産読本』です。
この本では、男性産婦人科医である筆者が産婦人科医の視点から妊娠に関わる知識を、男性の視点から妊娠中の旦那さんの振る舞い方を教えてくれます。
奥さんが妊娠中の全ての旦那さんに読んで欲しい本ですので、本記事で紹介させて頂きます。
・奥さんの妊娠がわかったすべての男性
『ダンナのための妊娠出産読本』は妊娠がわかった旦那さん必読
『ダンナのための妊娠出産読本』について、著書の萩田和秀氏と本書の内容の特徴について簡単に紹介します。
著者の萩田和秀氏は人気漫画『コウノドリ』のモデル
本書の著書である萩田和秀氏は、実は人気漫画コウノドリのモデルとなった産科医です。
コウノドリと言えば、ジャズピアニストで産婦人科医という特徴のある主人公を中心に、産婦人科医の日常を描いた人気漫画です。
2015年、2017年に放送された綾野剛主演のドラマも話題になりましたね。
本書の著書である萩田氏は、コウノドリの作者鈴ノ木ユウ氏の奥さんの出産時の担当医であり、コウノドリのモデルです。
そういう意味で、本書は「コウノドリの新書版」であると述べられており、出産にまつわる知識を関西弁を使った非常に親しみやすい文章で伝えてくれます。
コンセプトは「良い頃合い、ちょうど良い距離感」
本書の大切なキーワードは、はじめにの章で以下の通り語られています。
良い頃合い、ちょうど良い距離感、本書のコンセプトの一つです。
出典元:ダンナのための妊娠出産読本
奥さんの妊娠が発覚して、とにかくうれしい気持ちになっている旦那さん。
でも奥さんは日々体の変化や不調があり不安になっているのに、あなたはなかなか当事者意識を持つことができず、奥さんをさらに不安にさせていないでしょうか。
しかし生物的に子供を産むことができない以上、それは仕方ありません。
その状況で、奥さんと協力して出産を乗り切るには、「出産に関する正しい知識」と「奥さんにストレスを与えない距離感」を心得ておく必要があります。
本書ではそれらの点について、スポットライトを当てています。
妊娠にはたくさんのリスクがあります
本書の特徴的な点として、妊娠中のリスクについても、しっかりと説明をしてくれている点です。
例えば妊娠中なら誰もが知っている以下のような話があります。
- 妊娠全体の15%前後が流産に至る
- ビタミンAは、赤ちゃんの体に奇形を生じさせるリスクを高める
この他にも、妊娠中には赤ちゃんや奥さんの体にたくさんのリスクが付きまといます。
本書の言葉を借りて言うと、
妊娠は子供と出会う命がけの旅
出典元:ダンナのための妊娠出産読本
です。
奥さん、赤ちゃんの一番そばで支える旦那さんとして、しっかり奥さんの体に起こりうるリスクは理解して、旅の一番のパートナーになりましょう。
本書で読んだ内容を積極的に奥さんに話しましょう
是非、奥さんに積極的に本で勉強して身に着けた知識を披露してあげましょう。
私は実はいま妻が妊娠していますが、当初は妻が体の不調や不安を訴える中、なかなかその本当の辛さをわかってあげられず、妻を不安にさせてしまいました。
しかし本書で学んだ話を妻に時折話しかけることで、それが基本的な知識であろうとも、奥さんには感謝してもらえました。
それは夫である私も妊娠に関する知識を集めていることで、一緒に協力しているという安心感を感じてもらえたからです。
奥さんも、自分の体の変化を他人であるダンナさんに100%わかってもらえるとは思ってはいません。
ただ、共感して一緒に伴走してほしいのです。
ぜひ本書で学んだ内容を奥さんに積極的に語りかけて出産に向けた奥さんの伴走者になりましょう。
『ダンナのための妊娠出産読本』を読んで出産に備えましょう!
いかがでしたでしょうか?
奥さんが妊娠している期間は10か月(40週)前後です。
実は妊娠発覚の時点で4、5週目ですので、もう10分の1は過ぎているのです。
意外と出産までの時間はないですよね?
ぐずぐずと考えている暇はありませんので、ぜひすぐに本書で妊娠に関する正しい知識を得て、奥さんと協力してお産を乗り切りましょう!