株式投資によって資産形成するにあたり、効率的に資産を増加させられる投資対象の一つとして米国株式は非常におすすめです。
そして、米国株に投資するためには証券会社で口座を開設しなければいけませんが、
・米国株は手数料が高いというけど、各証券会社の手数料がどのように違うかわからない・・・
・できれば、手数料がお得な証券会社を利用したい・・・
という悩みがあるでしょう。
当記事では上記の悩みにお答えするため、米国株式を取り扱っている証券会社の手数料を比較します。
手数料については投資金額の大きさや投資対象商品によって変わってきますので、当記事を参考にご自分にあった証券会社の口座を開設してみましょう!!
米国株式を購入できる証券会社の手数料を徹底比較!!
米国株式購入に関わる手数料について簡単におさらいした後、米国株式を購入できる証券会社5社(マネックス、SBI、楽天、DMM、サクソバンク)の手数料を比較します。
米国株取引にかかる手数料について
まずは米国株式の取引にかかる手数料について、簡単におさらいします。
日本に住んでいる方が株を購入する場合、以下の2つの手数料がかかります。
- 円↔ドルの変換における為替手数料
- 株式の売買手数料
基本的に、この2種類以外の手数料はかかりませんので、安心してください。
それぞれ簡単に見てみます。
円↔ドルの変換における為替手数料
米国株式はアメリカの株ですので、アメリカの通貨であるドルで購入する必要があります。
そしてドルを入手するためには、円をドルに交換する手続きが必要になり、その際に手数料がかかります。
逆に株を売る際にも、ドルを円に変換する必要があり、この時に手数料がかかります。
実例で簡単に見てみます。
1万円をドルに変換しようとする時、
手数料がかからない場合、1万(円)÷100(円/ドル)=100(ドル)
手数料がかかる場合、1万(円)÷{100(円/ドル)+10(円/ドル)}=90.9(ドル)
こんな感じで、変換した場合に手数料分入手できるドルの金額が下がります。
株式の売買手数料
こちらは名前の通り、株式を売買した際にかかる手数料です。
一般的には、実際に売買した価格(約定代金)の~%といった形になっています。
実例で簡単に見てみます。
株価が100円の株式を100株購入する場合株を買うのに必要な金額は、
100(円/株)×100(株)=10,000(円)です。
手数料が約定金額の1%ですので手数料は、10,000(円)×1%=100(円)です。
結果的に、株式を購入するのに10,000(円)+100(円)=10,100(円)が必要になります。
こんな感じで、株式を購入した場合に手数料分だけ余計にお金がかかります。
証券会社5社の手数料を比較
米国企業の株式を日本国内で購入する場合、主に以下の5社で取引が可能です。
- マネックス証券
- SBI証券
- 楽天証券
- DMM.com証券
- サクソバンク証券
当記事では、こちらの5社の手数料を徹底比較します。
各証券会社の手数料について詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。
それでは、各証券会社でで米国株を取引きする際の手数料について、 上記で説明した以下の2つの手数料をそれぞれ見てみます。
- 円↔ドルの変換における為替手数料
- 株式の売買手数料
各証券会社の為替手数料の比較
米国株購入にかかる為替手数料を各証券会社ごとに一覧で比較してみます。
為替手数料(片道) | 備考 | |
---|---|---|
マネックス証券 | 25銭/ドル | 円→ドルの変換は0銭/ドル |
SBI証券 | 25銭/ドル | SBIの他サービスで4銭or0.2銭にできる |
楽天証券 | 25銭/ドル | 円貨決済、ドル決済の選択可能 |
DMM.com証券 | 25銭/ドル | 円貨決済のみ 配当金受取り:1円/ドル |
サクソバンク証券 | 0.20% | 円貨決済のみ 配当金は自動再投資可能(DRIP) |
為替手数料については、25銭/ドルと各社ほぼ横並びです。
その中で、SBI証券は住信SBIネット銀行の口座を利用すれば、手数料を大きく抑えられますので、ここでは住信SBIに軍配でしょうか。
詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
SBI証券の米国株取引手数料を詳しく見る
マネックス証券は、現在円→ドルの変換手数料は無料ですので、こちらも非常にお得です。
ちなみにサクソバンク証券だけ、為替手数料0.20%となっていますが、1ドル=125円よりも円高である限り手数料は25銭以下になります。
各証券会社の売買手数料の比較
次に、米国株購入にかかる売買手数料を一覧で比較してみます。
基本手数料 | 最低手数料 | 最大手数料 | |
---|---|---|---|
マネックス証券 | 約定金額×0.45% | 0米ドル | 20米ドル |
SBI証券 | 約定金額×0.45% | 0米ドル | 20米ドル |
楽天証券 | 約定金額×0.45% | 0米ドル | 20米ドル |
DMM.com証券 | 0 | 0米ドル | 0米ドル |
サクソバンク証券 | 約定金額×0.20% | 5米ドル | 15米ドル |
※マネックス、SBI、楽天の3社は対象ETFを購入する場合は手数料無料です。
マネックス、SBI、楽天の3社は全く横並びです。
この3社は常に、手数料の値下げ競争で競い合っており、2019年にも大きな改訂がありました。
そして、売買手数料で特に注目すべきはDMM.com証券です。
なんと米国株式の売買手数料が完全に無料になっています!
視覚的にグラフで表すと以下のようになります。
DMM.com証券の手数料が際立っていますね。
あなたにあった証券会社の口座を作りましょう
以上を踏まえて手数料の観点から、おすすめの口座をまとめると以下の通りになります。
ETFのみに投資する方
- マネックス証券、SBI証券、楽天証券の3社のうち1社
ETF以外も投資する方
- 配当重視→サクソバンク証券
- 配当は重視しない→DMM.com証券
- オールラウンダー→SBI証券
あくまでこれは手数料だけを見た場合のおすすめです。
手数料以外にも証券会社を選ぶのに重視したい項目は色々とあります。
しかし、口座開設だけではお金はかかりませんので、複数の口座を作る事をおすすめします!
まずは、証券会社に口座を作って投資の準備を始めてみましょう!