老後資金の不安が増している中、株式投資による資産形成に興味を持っているあなた。
なんとなく、日本人だからといって日本の株を購入しようとしていませんか?
実は日本に住んでいても、日本以外の国の株式に投資することは可能です。
そして色々な国の株式の中でも、私は米国株への投資を強くおすすめします。
当記事では、主に日本株との比較の観点で米国株投資をおすすめする5個の理由を紹介します。
株式投資に興味を持ったあなたは、是非米国株投資にチャレンジしてみてください!
・株式投資に興味をもったが投資先に悩んでいる方
・「株式投資といえば日本株!」と考えている方
資産形成に米国株投資をおすすめする理由とデメリット
資産形成に米国株投資をおすすめする理由と米国株投資のデメリットについて紹介します。
米国株投資をおすすめする5個の理由
早速ですが米国株投資をおすすめする理由として、以下のようなものが挙げられます。
②アメリカの人口は増加している
③米国株は最高値を更新し続けている
④株主への還元姿勢が強い
⑤少額から投資可能
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
①アメリカには世界をリードする大企業が多い
私たちの生活をのぞいてみた時、AppleのiPhone、Googleの検索サービス、Amazonのネット通販等と私たちの生活から切り離せないサービスがあるでしょう。
実は、これらの日本人の生活にも深く入り込んでいる企業はアメリカの企業です。
株を購入する際に気になるのが、自分が株を買った会社の倒産や経営不振による損失ですが、これらの企業が倒産する可能性は限りなく低いと言えるでしょう。
また、これらの大企業はアメリカの枠を超えてグローバルで活動しています。
世界人口が増加し世界全体が豊かになっている今、これらの大企業はアメリカ意外にも活動範囲を広げ、さらに大きく成長し大きなリターンをもたらす可能性が高いのです。
②アメリカの人口は増加している
米国株はグローバルで活躍している会社が多いですが、当然アメリカ国内も一つの重要な市場です。
日本では少子高齢化や人口減少が大きな社会問題になっており、国家が衰退していくことがある程度見えています。
しかし米国の人口は増加しており、今後も増えることが予想されています。
こちらが国連が発表している人口推移の予想データです。
出典元:Population projections for the United States from 2015 to 2060
人口が増加するということは市場が伸びるということです。
つまり米国企業にとって、成長を続けるグローバル市場だけでなく、得意な国内市場においても業績を伸ばすチャンスが大きいということです。
伸びている市場に身を置いており、その基盤がしっかりとしている点は米国企業の大きな魅力だと言えるでしょう。
③米国株は最高値を更新し続けている
上記二つの項目ではアメリカ企業の強さ、アメリカ市場の魅力を紹介しました。
株式投資というのは簡単に言うと企業の成長に期待して投資を行い、その成長によって得た利益を株主にも分配するという仕組みになっています。
例えば、「5Gが今後伸びることが予想されるから通信分野に投資しよう!」という感じですね。(あくまで一例です!)
市場が魅力的でグローバルにおいても成長が予想されるアメリカ株式は、今後も株価の上昇が予想され株主へのリターンが大きくなる可能性が高いです。
実際に株価もしっかりと最高値を更新し続けています。
こちらは「S&P500」という米国を代表する500社の企業の株価推移を2010年から表した指標になります。
青い線が株価になりますが、ご覧になってわかる通り右肩上がりで株価が上昇し続けています。
④株主への還元姿勢が強い
株式市場に上場している企業は、株主が投資した資金を利用して企業活動を行い利益を上げています。
そして生み出した利益を株主に還元することで、株主にも投資をしてくれたお礼として利益を分け合うという仕組みになっています。
企業が主導的に起こせる行動で株主への利益還元方法として、主に「自社株買い」と「配当」の2種類があります。
そして、アメリカ企業は株主への配当還元姿勢が日本企業に比べて非常に大きいのです。
非常にわかりやすいのが配当金です。
配当金で分配される金額は企業によって自由に決められますが、「増配」と言って前年度より配当金の金額を上げることがあります。
実はアメリカ企業においては、何十年も連続して増配している企業があります。
例えば、日本でも同じにもマクドナルドなどは、40年以上も連続で毎年増配を続けています。
こういった25年以上連続で増配を続けている銘柄は配当貴族と呼ばれており、なんとアメリカでは50社以上の企業がこの配当貴族に当てはまります。
さらに50年以上連続で増配している銘柄を配当王という呼び名がついています。
そして日本株で25年以上連続で増配しているのは、「花王」の一社だけなのです。
日本の企業も株主への還元姿勢を強めてきてはいますが、リーマンショックなども乗り越えて増配し続けてきた米国株の安定感にはかなわないですよね。
⑤少額から投資可能
個別の銘柄を購入する場合、アメリカの株は1株から購入できます。
具体的には1株3,000円程度から高い株でも2,3万円程度で購入できる銘柄が多いです。
しかし、日本株はだいたい100株以上で購入することが必要です。
例えば、トヨタ株を購入する場合、トヨタの株価は6,000円前後ですので、60万以上の資金が必要になってくるのです。
少額から少しずつ投資できるのは、資金力の乏しい若い投資家にとっては非常に魅力的ですよね。
米国株投資のデメリット
ここまで米国株投資の魅力を語ってきましたが、当然、米国株投資のデメリットについても見ていきます。
また各項目に対して解決策や反対の見解についても提案させて頂きます。
デメリットを挙げると以下の通りです。
②税金が高い
③生の情報を得るのに英語力が必要
④為替リスクがある
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
①手数料が高い
日本株に比べると米国株は手数料が高いのは間違いないです。
具体的な手数料については、また別記事でまとめようと思います。
しかし、手数料については米国株を購入できる証券会社間で値下げ競争が行われており、毎年少しずつ低下しているという傾向にあります。
②税金が高い
実はアメリカ株は、その配当や売却した利益について、日本国内の税金とアメリカ国内での二重の税金がかかってきます。
しかし日本の税制度でこの二重の税金を調整するための制度として、「外国税額控除」というものがあります。
これは毎年、「確定申告」の申請をしないと利用できませんが、非常に簡単な手続きで無駄な税金を取り戻すことが可能です。
③生の情報を得るには英語力が必要
米国株ですので企業が正式に発表する情報は英語の情報です。
そのためそれらの情報を読み込むには英語力が必要になります。
しかし今では米国株投資への人気が上がっていることもあり、日本の様々な証券会社やブロガーの方が日本語に翻訳した形で情報を発信していますので、決算の情報なども日本語ですぐに入手することが可能です。
④為替リスクがある
米国株はアメリカの株ですので、ドルで購入する必要があります。
つまり日本から購入する場合、円をドルに換える必要があります。
そのため、購入後に大幅に円高になった場合などに、日本円で見た価値が目減りしてしまうことがあります。
為替というのは、金利が高い通貨の方が得をするという意味で、金利が高い国の通貨の方が価値が上がりやすいです。
しかしご存知の通り、日本は近年まれにみる低金利の時代を迎えており、どちらかというと円とドルの関係を考えるとドルに資金が集まる。
つまり、ドル高円安になる可能性が高く、現状、為替リスクはそこまで大きくないと考えることもできます。
米国株で資産形成をしてみよう
ここまで、米国株のメリットとデメリットを見てきました。
私も実際に米国株で資産運用をしており、まだまだ投資初心者でありながら資産を増やすことができています。
私の投資状況については、こちらの記事にまとめています。
実際に、日本で米国株を購入したいとなった場合主に以下の証券会社が選ばれます。
・SBI証券
・マネックス証券
・DMM.com証券
・サクソバンク証券
手数料や特徴はそれぞれ異なってきますので、また別記事でまとめて紹介したいと思います。
「株式投資といえば日本株!」という形で思考停止になってしまっている方は、是非米国株について一度検討してみてはいかがでしょうか。
証券口座を作るだけは無料ですので、米国株に興味を持った方は、まずは証券会社の口座を作ってみましょう!
また、米国株投資の魅力については、たぱぞうさんの本が非常にわかりやすいので、是非チェックしてみてください。